こんにちは!
野菜検定プロフェッショナル・野菜スペシャリストのフクです。
毎日モリモリとお野菜を食べてますか?
「350g」・・・この数字は何かご存知ですか?
これは大人一人当たりの一日に必要な野菜の摂取量の目安です。
しかし「それだけの量の野菜を食べることは難しい」と感じる方も多いかもしれません。特に忙しい毎日では、野菜不足が心配なものです。
そんな時こそ、デトックス効果のある「たけのこ」に注目してみませんか?
この記事では、たけのこの知られざる魅力や健康効果、栄養成分、保存方法、調理のコツを幅広くご紹介しています。
さらに、食べ頃や産地、特徴などを知ることで、よりおいしくたけのこを楽しめるようになるでしょう。
美容やダイエット、更年期の女性にも役立つワンポイント情報もお伝えします。
たけのこの魅力を十分に理解すれば、健康的な食生活を送れること間違いなしです!
◆ たけのこはどんな野菜?たけのこの魅力を知りましょう。
たけのこのデータ
- 和名・・・たけのこ
- 英名・・・Bamboo shoot
- 科名・・・イネ科
- 属名・・・マダケ属
- 主な栄養分・・・たんぱく質・カリウム・食物繊維
- エネルギー・・・26kcal/100g
- 食べごろ・・・春、4月~5月
- 原産地・・・西南アジア、インド
- 主な産地
- 福岡県・・・2〜3月下旬
- 京都府・・・4〜5月
- 熊本県・・・12月上旬〜5月上旬
- 徳島県・・・12月上旬〜4月下旬
- 島根県・・・3月下旬〜4月
たけのこの特徴
*穂先が地上に頭を出すとやわらかさや香りが薄れエグみがでます。
*「朝掘ったらその日のうちに食べろ」と言われるほど鮮度が命です。
たけのこの選び方
先端の色をじっくりとチェック!
- 色・・・穂先が黄色く、外皮が薄い茶色でツヤがあるものが新鮮です。
- 形・・・ずんぐりとして、大きさに見合った重さがある。
- 切り口・・・根元の切り口が白く、みずみずしいものを選びましょう。
*根元の突起が大きくて濃い紫色をしているものは、育ちすぎている場合があります。
たけのこの下ごしらえ
必ず下ゆでをしてアク抜きをしてから使いましょう。
- 生のたけのこの下ごしらえは手間がかかりますが、おいしさは格別です。
- ポイント・・・
・米ぬかでアクを抜き、ゆで上がってからもしばらくは放置する。
・えぐみがしっかりととれ、美味しさが引き出されます。
- 買ったその日に下ごしらえをしましょう。
たけのこの調理のコツ
穂先と根元で切り方を変える
- 穂先・・・柔らかいので繊維に沿って縦にして、やや厚めの薄切りにするか、くし形切りにします。
- 根元・・・かたいので、縦半分にしてから繊維を断ち切るように横に切ります。切る厚さは用途によって変えましょう。
たけのこの保存方法
ゆでたたけのこは水につけて保存する。
- たけのこは時間がたつほど、かたくなりエグみが出ます。
- 買ったその日のうちにゆでましょう。
- ゆでたら・・・縦半分に切って水につけて冷蔵庫で保存。
- 毎日水を変える・・・3〜4日で使い切りましょう。
たけのこの栄養素
不溶性の食物繊維セルロースが大腸がんの予防に役立ちます。
*セルロース
- 水に溶けず、腸の中で水分を吸収してふくらむ・・・ このとき腸内の老廃物や有害物質もいっしょに吸着して体外に排出させます。
- コレステロールの吸収をさまたげる。・・・動脈硬化の予防に効果的。
カリウムも豊富に含まれます。
*食物繊維とともに体内の不要なものを排出させます。