こんにちは!
野菜検定プロフェッショナル・野菜スペシャリストのフクです。
毎日モリモリとお野菜を食べてますか?
元気回復!スタミナ野菜「にら」に注目してみましょう。
この記事では、にらの知られざる魅力や健康効果、栄養成分、保存方法、調理のコツを幅広くご紹介しています。
さらに、食べ頃や産地、特徴などを知ることで、よりおいしくにらを楽しめるようになるでしょう。
美容やダイエット、更年期の女性にも役立つワンポイント情報もお伝えします。
にらの魅力を十分に理解すれば、健康的な食生活を送れること間違いなしです!
◆ にらはどんな野菜?にらの魅力を知りましょう。
にらの基本情報
- 和名・・・にら
- 英名・・・Chinese Chive
- 学名・・・Allium tuberrosum
- 科名・・・ユリ科
- 属名・・・ネギ属
- 主な栄養分・・・アリシン、βカロテン、ビタミンA・C・E・K
- エネルギー・・・21kcal /100g
- 旬・・・冬〜春
- 原産地・・・東アジア、中国
- 主な産地
- 高知県
- 栃木県
- 茨城県
- 宮崎県
- 静岡県
にらの特徴
- 日本では古くから漢方薬として使われていました。
- 近年出回っているものの大半はグリーンベルトという品種で、栽培は全国的で北海道から沖縄まで幅が広いです。
- 大葉にら
葉幅が1cmほどの柔らかくて良質なのが特徴で主流になっている。 - 小葉にら
葉が小さく傷みにくい細葉のにら。耐暑性はあるが在来種が多くて栽培は少量。 - 強い香り成分は「硫化アリル」という成分で、臭い消しにもなります。
◆ にらの歴史:栄養豊富なスーパーフードの起源
にらは、その特有の風味と豊富な栄養価で「スーパーフード」として世界中で長く愛されてきた野菜の一つです。
その歴史は古く、初期の栽培から現代の料理法まで、その使用法は多岐にわたります。
さっそくにらの長い歴史を世界史と日本史に分けて詳しく探ってみましょう。
世界で愛されるにらの起源と伝播
- にらの原産地は東アジア。
その歴史は紀元前3000年頃まで遡ることができます。 - 紀元前3000年頃古代中国でにらは初めて栽培されました。
その特徴的な風味と健康への恩恵が注目され、食用だけでなく、薬草としても使われるようになりました。 - その後、にらの使用は広まり、特に抗菌作用を持つ漢方薬としての利用が増えました。
時代と共に、にらは中国から日本、韓国、東南アジアへと伝播し、地域ごとに独自の栽培方法や利用法が発展しました。
日本でのにらの歴史と文化
日本でもにらは古くから親しまれ、古事記や日本書紀にその記述が見られます。
- にらは奈良時代に中国から伝来し、その抗菌作用を活かした薬草として使用されました。
- 平安時代になると、料理にも使われるようになり、その風味を活かした料理が広まりました。
- 江戸時代に入ると、一般家庭でもにらが普及し、その栄養価の高さと美味しさが認知されました。
- 現代の日本では、にらは生で食べるだけでなく、炒め物や煮物、スープなど様々な料理に使われ、日本の食文化に深く根付いています。
にらは古代中国から始まり、世界各地に伝播してきました。
その風味と豊富な栄養価により、食材としてだけでなく薬草としても利用されてきました。
特に日本では、古事記や日本書紀に記述があり、奈良時代から現代までその利用法が進化し続けてきました。
現在では、その風味と栄養価からスーパーフードとして注目され、日本の食卓に欠かせない存在となっています。
にらの背後には、その起源から現代まで続く豊富な歴史があります。それがその風味と利用法の多様性を生み出し、我々の食生活に彩りを添えています。
◆ にらの選び方
新鮮なにらは、弾力があり、色艶がよく、特有の香りが豊か。
- 色・・・新鮮なにらは、鮮やかな深緑色をしています。
色褪せや黄色っぽさが見られるものは、鮮度が落ちている可能性があります。 - 香り・・・にら特有の香りが豊かに感じられるものを選びましょう。
香りが薄い、または無臭のものは鮮度が落ちているか、収穫から時間が経過している可能性があります - 葉・・・葉先がピンとハリがあるもの、手に取ったときに弾力を感じるものを選びましょう。
ふにゃふにゃした葉や枯れている部分のあるものは避けましょう。
葉の幅が広く肉厚なものが良品。 - 茎・・・指でつまんだときに、しっかりと弾力を感じるもの。
- 根元・・・根本が白くてみずみずしく、切り口が新鮮で乾いていないもの。
以上のポイントを押さえつつ、自分の好みの香りや葉の硬さなどに合わせてにらを選びましょう。
新鮮なにらを使うことで、料理が一段と引き立ちます。
◆ にらの下ごしらえ
にらはその香りと風味で料理に個性を加えますが、その一方で下準備は少し手間がかかることもあります
しかし、適切な下準備を行うことで、にらの風味を最大限に引き出すことができます。
ここでは、にらの下準備についての基本的な手順をご紹介します。
- 洗浄:
まず、にらを適量取り出し、流水でサッと洗いましょう。
ここでのポイントは、水に浸けて放置しないことです。にらは水分に弱く、水に浸けてしまうと風味が失われます。 - 根元の切り落とし:
にらの根元は硬く食べにくい部分なので、約1cm程度を切り落とします。
根元を輪ゴムなどでまとめておくと、散らばらずに切りやすいです。 - 切り方:
料理によりますが、一般的には5cm程度の長さに切ります。
炒め物などで食感を楽しみたい場合は、もう少し長めに切るとよいでしょう。 - 水気の切り:
洗った後のにらはキッチンペーパーなどで水分を取ります。
これにより、調理時のパリッとした食感を保つことができます。
以上がにらの基本的な下準備の手順です。
この準備をしっかりと行うことで、にらを使った料理が一層美味しくなります。
◆ にら料理の極意:おいしいにら料理を作るための秘訣
にらの香りと風味は、その調理法によりますますに引き立ちます。
しかし、調理の仕方によってはその美味しさを半減させてしまうことも。
このセクションでは、各種の調理法でにらを最高に美味しく仕上げるためのコツをご紹介します。
茹で方のポイン
にらを茹でる際は、短時間でサッと茹でることがポイントです。
長時間茹でると風味が失われてしまいます。
また、水にさらさずにそのまま使うと風味がより引き立ちます。
焼き方のポイント
強火で短時間焼くことで風味を引き立てます。
また、焼く前に軽く塩を振っておくとより風味が増します。
炒め方のポイント
炒め物に使う際は、他の食材と一緒に炒める前に一度炒めておくと良いでしょう。
また、他の食材と比べて火の通りやすいにらは最後に加え、あまり混ぜずにサッと炒めることがポイントです。
その他の調理のポイント
鍋物に入れる際も、火が通りやすいので他の食材がほぼ煮えた時点で加え最後に煮るのがおすすめです。
おすすめの食べ方
にらは餃子やチヂミ、鍋物などさまざまな料理に活用できます。
また、にら卵とじや、にらのおひたしもおすすめです。
ワンポイントアドバイス
にらは熱に弱いため、火の通り過ぎに注意しましょう。
また、風味を引き立てるために、調理直前に切ることも忘れずに。
これらのポイントを心がければ、にらの持つ香りと風味を最大限に楽しむことができます。
◆ にらの保存方法
傷みが早いにら。できるだけ早く使い切りましょう。
- 乾燥注意:
にらは乾燥に弱く、風味が失われやすいです。
保存する際は、湿度を保つことが大切です。 - 根元の扱い:
にらの根元は傷みやすい部分です。
切らずに保存し、使用する直前に切ります。 - 保存期間:
にらは常温で1日、冷蔵庫で約1週間、冷凍庫では約1ヶ月まで保存可能です。
常温での保存方法
水分をよく切ったにらを新聞紙やキッチンペーパーで包み、直射日光を避けた涼しい場所に保管します。
保存期間:常温での保存は1日程度が目安です。
冷蔵庫での保存方法
水分を切ったにらを新聞紙やキッチンペーパーで包み、そのままビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保管します。
新聞紙やキッチンペーパーは湿度をコントロールし、にらが傷むのを防ぎます。
保存期間:冷蔵庫での保存は約1週間が目安です。
冷凍庫での保存方法
にらは生のままだと冷凍すると風味が損なわれます。
軽く茹でた後、水分をよく切ってから冷凍します。
その後、適量に分けてジップロックなどの保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍庫に入れます。
保存期間:冷凍庫での保存は約1ヶ月が目安です。
ただし、解凍後はすぐに調理してください。
◆ にらの栄養成分と効果・効能:健康をサポートする力強い味方
独特な香りのもと"アリシン"が "ビタミンB1" の吸収力を高めます。
- にらの特徴といえば、刺激のある香りと独特な苦味。
- この香りと苦味の成分アリシンにはビタミンB1の吸収を高める働きがあります。
- 豚肉やレバーと一緒に食べると効率よくビタミンB1を摂取できます。
- アリシンは、殺菌作用が強く血液の循環を促し代謝を上げる効果もあります。
βカロテンの含有量も高い。
- トマトの約6倍
- 100gで成人男子の1日に必要な摂取量の9割がとれます。
ビタミンA
目の健康を保つだけでなく、肌や粘膜の健康を維持する働きもあります。
ビタミンC
抗酸化作用があり、免疫機能を高めるほか、肌のコラーゲン生成を助けます。
ビタミンB1
糖質のエネルギー変換を助け、神経機能を正常に保つ作用があります。
ビタミンB2
皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー生成に関わります。
カルシウム
骨や歯の形成を助け、神経伝達や筋肉の動きにも関わる重要なミネラルです。
カリウム
血圧を正常に保つ作用があり、体内の水分バランスを調節します。
食物繊維
便通を良くし、満腹感を与えることで食事の量をコントロールする効果があります。
硫化アリル
にら特有の香り成分であり、葉や茎に含まれ切ると揮発して空気中に放出されます。
独特の辛味や強い香りが、にらの風味に大きく寄与しています。
抗酸化作用や血液の流れを良くする効果があるとされています。
また、硫化アリルは抗菌作用や抗酸化作用があるため、にらは食中毒の予防や健康維持に効果的です。
硫化アリルとアリシンの違い
どちらも、にらやネギやニンニなどに含まれる成分です
- 硫化アリル
ネギやニンニクなどの植物を切ると生成される成分 - アリシン
硫化アリルが酸化することで生成される成分
どちらも、抗菌作用や抗酸化作用、血液をサラサラにする作用など、健康に良い効果があります。
にらには体に良いとされる栄養成分がたくさん含まれています。
これらの成分が組み合わさって、にらが持つ様々な健康効果を生み出しているのです
◆ ダイエットの強い味方!にらの栄養成分
ダイエットを成功させるためには、バランスの良い食事と適度な運動が欠かせません。
このセクションでは、そんなダイエット中の強い味方となるにらの栄養成分をご紹介します。
そして、その栄養成分がダイエットにどのように効果的なのかを詳しく見ていきましょう。
食物繊維
にらは食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は満腹感を引き立て、空腹感を抑制します。
これにより、食事の量を自然に減らすことが可能となりダイエットにおける大きな助けとなります。
ビタミンB群
にらにはビタミンB1やビタミンB2が含まれています。
これらはエネルギーの代謝を助け、体の疲労を回復させる働きがあります。
適度な運動がダイエット成功の鍵となるため、このような疲労回復効果は大変重要です。
カリウム
カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
塩分が体内に溜まると、水分のバランスが崩れてむくみを引き起こしやすくなるためカリウムはむくみ解消に効果的です。
カルシウム
にらに含まれるカルシウムは、脂肪の吸収を抑える働きがあります。
また、筋肉の動きを助ける役割も持っているため、運動を行う際にも役立ちます。
硫化アリル
にら特有の香り成分である硫化アリルには、血行を良くする効果があります。
血行が良くなることで新陳代謝が上がり、ダイエット効果が期待できます。
これらの栄養成分を含んだにらは、ダイエット中の方の食生活に是非取り入れていただきたい食材の一つです。
新陳代謝を上げ、エネルギーの代謝を助け、さらには満腹感を得られるなどダイエット中の体をサポートします。
にらを積極的に食事に取り入れ、バランスの良い食生活を目指しましょう。
◆ にらの効果
おなかをあたためる温性野菜。
- にらは女性特有の悩みにも効果的な野菜です。
- 温性野菜・・・おなかをあたため、胃腸の働きを活発にします。
- 動脈硬化の予防に有効・・・血液をサラサラにして血栓をできにくくします。
- 全身の血行を促進・・・生理不順や冷え性などの女性の悩みを改善します。
◆ にらの種類
黄にら
- 光をさえぎって軟白栽培されたにらです。
- やわらかく甘みがあって、香りは控えめ。
花にら
- 花茎とつぼみを食用にします。
- シャリシャリした食感が特徴的でやわらかな香りです。
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